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「遊んで学べ」をテーマに、学習ゲームなどの制作をしています。

2004年日本シミュレーション&ゲーミング学会春季大会奨励賞受賞作品。 現在リメイク中につき、年内でのWEB上公開に向けて鋭意製作中。

「学習ゲーム」と聞くと、「小難しいテーマのゲームを、パッとしない地味な道具を使ってだらだらとやらされる」といったイメージを持つ人もいるかもしれません。この「追跡!新宿24時!!」は、そういった学習ゲームの持つ一種の「ダサさ」を脱し、よりポップなビジュアルと学習という言葉からは程遠い世界観で、プレイヤーのより強い関心を引き、さらに学習を効果的なものとするために重要な「楽しい経験」を得られるゲームを目指しデザインされました。

このゲームの持つ主な目的としては、ロールプレイをしながらの「他己紹介(*1)」があげられます。「他己紹介」という手段によって、自分が日々他人にどのような印象を持たれているかを知ると共に、紹介する人は相手の人のことをじっくりと考えるようになります。そして、このゲームのもう一つのポイントは「ロールプレイ」にあります。これは、ゲームの中で一人のキャラクターに「なりきる」ことで、日常の自分のキャラクターから脱することを強制されることによって、意外な面(日々表に出していない面)をグループのメンバーに見せることになり、自分という人間をより深く理解してもらうことの助けとなるはずです。

以上の二つの要素によって、グループにおける一層のコミュニケーションの深化が促され得ると考えられます。よって、このゲームは初めて出会った人同士のアイスブレイキング(*2)として使うこともできますが、すでに知り合った仲間同士でこのゲームをやることで、既知のメンバーの新たな面を垣間見ることもできる仕組みとなっています。

「追跡!新宿24時!!」は、2003年11月29日お茶の水大学にて行われたJASAG2003大会にて正式に発表されました。論文内容は、別項をご覧ください

(*1「他己紹介」とは、初対面の人同士が一対一で自己紹介をした後、それぞれ相手のことを第三者に対して説明する、一種のアイスブレイキングと言える。)
(*2「アイスブレイキング」とは、初対面のメンバーで構成されたグループでなんらかのグループワークを行う場合に、緊張をほぐしコミュニケーションを活発化させるために行う準備運動のようなものである。)

『追跡!新宿24時!!』は、
恥じらいを捨ててゲーム世界の役になりきり、仲間のことについて考え、伝えあう。
――そうすることで、自分や仲間の気づかなかった人柄が見えてくるゲームである。

■プレイヤー人数
4人~17人(推奨人数:6・7人)

■キット内容
・ルールブック/警察手帳
・キャラクターカード 18枚
・事件カード 9枚
・逮捕状カード 1枚

■ルール
□このゲームを遊ぶ前の心構え
『追跡!新宿24時!!』は、"なりきり"ゲームです。恥ずかしがらずに、ここは一つ思い切ってゲームの中のキャラクターになりきって、思いっきり演じることを楽しみましょう。

□遊び方の流れ
1プレイヤーの人数を決めます。
このゲームは、最低4人のプレイヤーを必要とします。理想的なプレイヤー数は6、7人です。もちろん8人以上でも楽しく遊べます。

2 「キャラクターカード」を選びます。
「キャラクターカード」には、警察・犯人の他、様々なキャラクター(演じる役)が書いてあります(※「警察手帳」(裏面)参照)。最初に、「キャラクターカード」の中から"警察"と"犯人"のカードを抜き出します。次に、残りの「キャラクターカード」の中から、プレイヤー数に合わせて(6人でゲームする場合は、4枚)、ゲームで使用するカードを引きます。「キャラクターカード」を選ぶ際は、どのカードを選んだかわからないように、カードを裏側にするなどしてください。

3 選んだ「キャラクターカード」を全員に1枚ずつ配ります。
各プレイヤーは、他のプレイヤーに自分のカードを見られないように、配られた「キャラクターカード」を見て、自分の演じる役割を確認します。
「キャラクターカード」による、プレイヤーの行動は以下の通りです。
▲警察だった場合
自分が警察であることを、他のプレイヤーに伝えます。
例:「私が警察だ。」
▲犯人だった場合
警察以外のプレイヤーに、自分が犯人であることを示します。次に、犯人カードをポケットなどに隠し、他のキャラクターになりすますための「キャラクターカード」を山から1枚引きます。
※この間、警察は後ろを向き、誰が犯人かわからないようにしていて下さい
▲警察、犯人以外だった場合
特に、行動しません。
各プレイヤーは、自分がどんな役を演じるのか確認し、演じる準備をします。役割によって、犯人役のプレイヤーについて話す人、犯人役以外のプレイヤーについて話す人等の指示が「キャラクターカード」に記載されています。自分がどのプレイヤーについて話すのか、間違えないようにしましょう。
※「キャラクターカード」に"○○の右手側(左手側)の人のことを話せ」"とあり、それが自分である場合は、自分のことを話してください。

4 警察の指示にしたがって、事情聴取を始めます。
[事情聴取の流れ]
① 警察は、「事件カード」の山から1枚カードを引きます。
② 警察は、山から引いた「事件カード」を、その場でプレイヤー全員に聞こえるように読み上げます。
③ 警察は、「事件カード」に書かれてある"犯人について知りたいこと"を、各プレイヤーに順番に質問していきます。質問されたプレイヤーは、"自分の役になりきって""自分の言っていることが一番正しい"という気持ちで、警察の質問に回答してください。
④ 警察は、各プレイヤーの回答をじっくりと聞きながら、「警察手帳」を参考に、回答しているプレイヤーがどの役を演じ、誰のことを話しているのか推理します。

5 最後のプレイヤーの回答が終わった時点で、全員で「(せーの)推理ターイム!」と声を出しましょう。警察は、推理タイムの声が上がってから5秒以内に、犯人だと思った人に「逮捕状カード」を突きつけます。
※警察は、犯人を推理するとき、時間をかけすぎないようにしましょう。

6 逮捕状を突きつけられた人が...
▲犯人だった場合
犯人逮捕で事件解決。犯人の負けです。
▲犯人以外だった場合
誤認逮捕。その後、もう一度「事件カード」を引き、事情聴取をやり直します(【遊びの流れ 4 】からやり直し)。2度目も誤認逮捕をした場合は、警察の負けとなります。

7 プレイが終了したら、各プレイヤーは自分の「キャラクターカード」を見せ合いましょう。

「追跡!新宿24時!!」は、我々がJOYPODとして活動する以前から、テストプレーと改良を幾度となく行ってきた物である。企画立ち上げ当初と比較すれば、ゲーム内容の精度はかなり高くなっていると思う。テストプレーの場面としては、大学の研究会・ ISAGA・JASAG・ワークショップ道場と様々なバックグラウンドの人にプレーをしてもらった。どの場においても、ほとんどの人が事前の知識なしでいきなりゲームをプレーするということもあり、なかなかルールが飲み込めず戸惑うことも最初は多かった。 しかし、どのプレーの時も参加した人は「面白い・楽しい」という反応を返してきてくれたことは素直にうれしかった。しかし、これだけ多くのテストプレーの場を得るとそれだけこのゲームのウィークポイントも見えてきた。そこで、学会などの発表の場面で気づかされたことを以下に挙げる。

JASAGでの発表論文はこちらからご覧いただけます。

キャラクターカード
24_characard.jpg
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事件カード
24_jikencard.jpg

警察手帳
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>>>ダウンロードはこちらから

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