加藤研究会フィールドワーク展「OB展」

■TITLE:『知る人ぞ知る隠れ『画』的存在』

■NAME: やました“√”とおる

■JOB/HOBBY: 情処のミニプロのでっかいヤツをやってる感じ

■SUMMARY:

本展示は、この展示会場のどこかに隠されています。
探し出すヒントとして、本展示の狙いを記しておきましょう。
----
西東京市には住みたくない。「西東京市に住んでいます」なんて恥ずか
しくて言えない。

西東京市には行ったことがないので、本当は素晴らしいところなのかも
しれないのだけれどやっぱり、西なんだか東なんだか分からない、西東
京なんて地名のところには住みたくない。

…なんて、思っている人は案外少ないだろう。言われてみれば、「西と
東が並んでいるなぁ…」と気づくぐらいが、フツーという気がする。

地名を単なる「文字列」として捉えるか、意味ある「短文」と捉えるか
、その違いは大きい。

「東京」は、京都に対して東側の「京」という意味らしいが、普段は「
文字列」に過ぎない。

「文字列」であるならば、それが「東京」という文字列である必要はな
いということになる。

つまり、他の文字列と置き換えられるということである。「京東」でも
「へもへの」でも「ベロロンパ」でも「#?&$!)#」でも何でもい
いのだ。

…なんてバカなコトを言っているんだと、お怒りになるのは、ちょっと
待っていただきたい。

机上の空論なんかではなく、もう実際に「東京」という文字列は他の文
字列に置き換わった。

たとえば、「東京」という文字列は、2003年に「味の素」という文字列
に変わったのである。(より正確に言えば、「東京スタジアム」が「味
の素スタジアム」に変わった。)

この展示では、東京を単なる「文字列」ではなく、意味のある「短文」
として再発見したい。意味というのは、意の「味(あじ)」のことだ。


――ぜひ、味のある東京を見つけてください。

でも、すぐには見つかりませんよ。できあいの「味の素」ではなく、
秘密の隠し味ですから。

Written by √ ― フィールドに出る前に

▲TOPへ戻る

 

開催概要
会場:gallery size(東京都目黒区自由が丘2-15-10 A&Dハウス401号室) 加藤文俊研究室 フィールドワーク展 gallery size(東京都目黒区自由が丘2-15-10 A&Dハウス401号室) 加藤文俊研究室フィールドワーク展V