■TITLE: 『edogawa-view』
■NAME: さいとうたくや、こいずみけんじ
■JOB/HOBBY:
■OTHERS:
■SUMMARY:
土手に座ってのんびり弁当を食べる。野球少年が自転車で走り抜ける。アイスクリームを売り歩く人がいる。気がついて、写真を撮ってみる。寝っころがって頭ごしに確認する人の行き来。そんなとき、オヤジくさく「あ〜」とか「土手はどこもおんなじだなぁ〜」だとか思わず言ってしまいます。同じ土手などないはずなのに、この風景がどこまでも続いているような気がするからなのでしょう。そんな風景を写真で表現するのは、なかなか難しいです。レンズのなかに狭々とおさめらた、土手。あの広々とした感じがなかなか表現できないのです。ぼくは小学校のころ土手で遊んでいた口です。とにかく広かったあの土手。悩んだ結果、そんなイメージを、複数台のカメラを使って表現してみたくなりました。もっともっと、見てみたい。どうせならこまごま撮るんじゃなくて、いっぺんに撮ってしまいたい。東京の端っこを流れる江戸川で、ヨコにヨコに、想像を拡げてみたいと思います。さらに今回の展示では、都内の数カ所でも同じ方法を使ってパノラマを作ってみました。一つ一つの映像は彼らの「ふつう」をとらえているはずですが、それらが並んだとき「意外」な姿が見えてくるはずです。
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